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虫歯とは、人間の口の中に常に存在する常在菌のうち、ある種の細菌が、食物(飲料も含む)中の糖やご飯・パンなどのデンプンが唾液によって糖になったものを利用して”酸”を産生し、その酸によって歯が溶かされ穴があいたり、進行具合によっては歯の中の神経(歯髄)を傷める状態をいいます。
歯の治療が嫌いな方が多いのではないでしょうか?特に麻酔注射が嫌いな方が多いと思います。当院では、麻酔には電動注射器やシリジェットという機械を使い、できるだけ痛みが出ないようにしています。
細い針でゆっくりと麻酔液を注入することができるので、痛みの発現を抑えます。
高圧力のジェット噴流で麻酔薬を浸透させる「針が無い注射器」です。一瞬の圧迫感とチクッとする感じがあります。
虫歯の原因は、歯に付着したプラーク(歯垢・いわゆる俗に”歯クソ”などと呼ばれるもの)です。
プラーク(歯垢)はただの食べカスではなく、口の中に存在する細菌の分解産物や死骸が食べカスと混じり合って付着しているもので、バイオフィルムとも呼ばれます。このバイオフィルム内に存在するある種の細菌が、食渣(食べカス)内に含まれる糖を分解して酸を産生します。
この酸により、歯に穴があく(実質欠損)状態を”虫歯”といいます。
虫歯の大きさや範囲により、C1~C4まで区分されます。
口の中の環境は通常“中性”に維持されています。しかし、飲食物を摂取すると、口の中にいるある種の常在菌が酸を作り出し、お口の中の環境が“酸性”になります。この酸性になっている時間が長いと、虫歯になるリスクが高くなります。 そのため、おやつをダラダラ食べたり、食後にハミガキをしないと、虫歯が発症するリスクが高くなるわけです。
決して、“おやつ”や“お菓子”が悪いわけではないのです。むしろ、幼児期・小児期は栄養の補給という観点からおやつは必要ですし、成長発育に“糖”は欠かせません。要は摂取の管理・コントロール、つまり量と時間を決めること・食べたら必ずハミガキすることが重要なのです。
欧米においては、幼稚園期からデンタルフロスの使い方を教えるぐらい口腔衛生教育(ハミガキ指導)が徹底されていますが、残念ながら日本ではなされていません。小学校低学年までは、ハミガキをマトモにできている子は少数であると思われます。 そのため、小学校3年生ぐらいまでは、保護者による仕上げ磨きが必要と考えています。“忙しくてできない”や“そんな時間は無い”と言われたらそれまでですが。
また、経験則ですが、兄弟姉妹が多いご家庭の場合、下のお子さんほど“虫歯の発生”は増える傾向にあります。おそらく、子供の数が増えると手がかかることと、目が届かなくなることが要因と考えられます。
虫歯は放っておくと、進行する一方です。 歯のエナメル質や象牙質は、体の他の部位と違い治癒能力がありませんので、人工的に修復しなければどんどん進行していきます。早めに歯科に行き、治療を行うしかありません。
早期に治療をすれば、痛い思いをする可能性も低くなりますし、治療にかかる時間や費用も少なくなります。